ワンダと巨像

現実で難しい問題に対して、試行錯誤を繰り返した後にようやく解決法を見つけ出したときには清々しさを感じますが、ワンダと巨像はそんな感覚を味わったゲームの一つです。

ワンダと巨像は、主人公が自分よりもはるかに大きい巨像を1人で倒していくアクションゲームです。巨像にはそれぞれ異なる弱点がありますが、弱点のヒントこそある程度は得られるものの、実際には自分で発見する必要がありました。ただ攻撃するのでなく、特定の場所に弓を当てるなどの特別なアクションが必要だと気づくかどうかが、このゲームを続けられるか否かの分かれ道だったと思います。

最初の巨像との戦闘では、弓をいかけて動き回るものの有効なダメージを与えられずに諦めてリセットする、これを何度も繰り返していました。何度やっても失敗する状況で、よくここで挫折しなかったなと思います。その苦労の分だけ、初めて弱点を突いて大きなダメージを与えられたときは爽快な気分になりました。正直な所、巨像を倒すよりも弱点を発見できた瞬間の方が達成感がありました。一通り遊んで振り返ると、最初の巨像が一番の難所だったと思います。状況を観察して弱点をつく方法を探すという流れは、個人的にはアクションゲームであると同時に、どこか難しいパズルゲームのような印象を持っています。

難しい課題を乗り越える爽快さという点以外にも幾つか印象的なことがあります。曲もその一つで、弱点を見つけたときに曲調が変わる演出は素晴らしいし、例えば空を飛ぶ鳥型の巨像ではテンポの速い曲というように特徴に合わせた曲に変わる点も良いです。勇壮な曲が多く、気合を入れて作業するときに聴く曲に採用している程です。

巨像の倒し方が分からなかったり見つからなかったときには、気分転換で馬に乗って草原や森の中をただ走り回っていました。また崖の上など高い所からのダイビングもしてみました、もちろん即刻ゲームオーバーになりましたが。これらは本来の目的とは違う楽しみ方ですが、町も無く人も居ない大自然で思う存分動き回ること自体、割と癒しの効果のあるゲームだったかもしれません。