自由度の高い、和風サイコホラーの傑作、SIREN2

今回紹介するSIREN2はプレイステーション2で発売された3Dアクションホラーゲームです。
よくあるホラーゲームは第三者視点から、相手を火力のある重火器などで粉砕していくものが多かったですが、今作は第一者視点や第三者視点だけではなく敵側の視点から逃げていくというスリルのあふれる斬新なホラーゲームです。
シナリオも前作同様、和風かつどこか昭和なノスタルジックかつ気味の悪いゾンビが入り乱れた独特の世界観のなか進行していくものです。
主人公というよりは様々な登場人物を介して、様々な視点からホラーの謎が徐々に浮かび上がる群像劇的要素が強くなっています。
名物である意味のわからない格好で不意に現れる気味の悪い敵キャラクターはパワーアップしており、絶叫してしまうほど怖いです。
アドベンチャー要素としても、マップの自由度は格段に向上しており、屋内のドアや窓の3Dでの表現力は、プレイヤーをまるでゲーム内に引き込むかのような作りで、完成度が高いです。
また、屋外においても、走り去る時のルートや高低差が綿密に計算されているため、薄暗い日本の田舎独特の夜道の怖さも、このホラーゲームの重要な要素となっています。
面白い点を挙げるとすれば、武器の自由度が非常に高い、ということでしょうか。(笑)
銃器は滅多に登場しないため、不利な戦いを強いられることが多いですが、くわや鎌など、拾った農具でゾンビに立ち向かわなければならない現実感も癖になります。
拾えるオブジェクトもそこらへんに落ちてそうな木の枝まで、敵がダメージを受けた時のモーションが作りこまれています。